
顎関節症は慢性的な痛みの中で腰痛の次に患者数が多いとされています。
私もたまになりますが嫌な痛みがはしるためストレスが溜まりますよね
今回は顎関節症の治療で何が有効なのかを示したガイドラインが発表されていたので持ってきました
※ガイドラインとは、、、
疾患に対して治療方針を決めたりする際の大まかな方針です。
例えばこの病気にはこんな手術が一番有効だよ〜みたいなことが書かれています。
基本的には医師はガイドラインに沿うことが前提となっているのでとても重要です。
ガイドラインが勧める顎関節症の治療法



- 全世界で成人の6~9%が顎関節症に苦しんでいる
- 本ガイドラインでは慢性的(3ヶ月以上症状が続いている)顎関節症を対象として
その治療法に関して有効なものとそうでないものを分類している - 一番推奨されているのは認知行動療法や療法士による運動療法、エクササイズなど
※認知行動療法とは、、、
歯ぎしり、食いしばり、姿勢の悪さなど、顎関節に悪影響を及ぼす習慣やその背景を探し、本人に自覚してもらい、それらを取り除くようご説明をおこなうこと
顎関節症は、全世界の成人の6〜9%が有しており腰痛の次に頻度の高い慢性疼痛障害。
TMDは、顎と関連する構造に影響を与えるため、
頭痛、耳痛、顎関節の異音(カコカコ、カラカラ音がする)および顎の機能障害が起こる。
・認知行動療法
・療法士による運動療法
・マニュアルトリガーポイント療法(大雑把にいえば局所注射のこと)
・姿勢エクササイズ、顎の運動とストレッチ(自宅でも可)
・マニピュレーション(可動域を拡大する施術 整体師がよくやる)
・非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を使用した認知行動療法、
・鍼治療
・痛み止めの薬
・着脱可能なマウスピース
・顎関節注射
・レーザー療法
・電気神経刺激
・ステロイド注射など
・手術(顎関節円板切除術)
・永久設置型のマウスピース
・医療用麻薬の使用

基本的には『強く推奨』するものを最初に選択し効果がなければ
『場合によっては推奨』に移行していく形です。
マウスピースや痛み止めの薬は最初にやるものではないので、よく診療医師と相談してください。
ただしあくまでも大まかな道筋なので患者さんごとに適切な治療が異なる可能性はありますので留意してください
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