地中海食は低脂肪食よりも血管を健康的にする

• 低脂肪食と地中海食、どちらが心臓や血管系の病気を予防できるか検討した論文
• スペインで行われた研究で約１０００人を対象とした研究
• 地中海食は低脂肪食と比較して病気になる人が６％少なかった。

地中海ダイエットと低脂肪ダイエットは、循環器疾患の一次予防に効果的である。

本研究では、これら2つのダイエットを用いて循環器疾患の予防効果を比較する試験を行った。

• CORDIOPREV研究と呼ばれるこの研究は、スペインのコルドバのレイナ・ソフィア大学病院で行われた。
• 過去に循環器疾患になったことのある患者（20〜75歳）は、アンダルシア州立公衆衛生学校によって1：1の割合で地中海ダイエットまたは低脂肪ダイエットを受けるよう割り当てられた。
• 7年間患者を追跡し、心筋梗塞、脳卒中、末梢動脈疾患、および心臓死を含む重大な循環器疾患の再発が起こった人の頻度を調べた

• 2009年10月1日から2012年2月28日まで、合計1002人の患者が登録された。
  低脂肪ダイエット群に500人（49.9％）、地中海ダイエット群に502人（50.1％）が割り当てられた。
  平均年齢は59.5歳（SD 8.7）で、1002人のうち827人（82.5％）が男性だった。
• 地中海ダイエット群の414人のうち67人（16.2％）
  低脂肪ダイエット群の413人のうち94人（22.8％）が重症の循環器疾患になった。

地中海ダイエットが低脂肪ダイエットよりも重大な循環器イベントの予防に優れていました。本研究の結果は実践的であり、二次予防での地中海ダイエットの使用を支持してる。